中国語の化合物命名法

栗田工業の特許の対訳を取っているのですが、中国語の化合物命名法は、

む、むずかしい!

すでに出ている特許の対訳で、Chemibook や東京化成のHPにあれば確認して用語集に入れるんですが、、、載っていない物も多数あり、いちいち確認するのが大変です。

 

なぜかって、中国語の元素名は漢字だからです。

中国語の特徴なのですが、英語の場合、そのまま漢字にまとめる、形声文字です。

水素(氢)、窒素(氮)、酸素(氧)

あたりはよく見ておかないとあぶないですね。

 

Periodichina

化合物命名法について少し調べてみました。

*炭化水素は「烃」

アルカン:烷烃
アルケン:烯烃
アルキン:炔烃

*炭素数:1~10まで:十干の文字、甲,乙,丙,丁,戊,己,庚,辛,壬,癸を当てる

メタンは「甲烷」

炭素数3のアルケン、プロピレンは「丙烯」

炭素数4のアルキン、2-ブチンは「2-丁炔」

*素数11以上:「漢数字+碳」表す

ドデカンは「十二碳烷」

炭素数16のパルミチン酸は「十六碳酸」

などなど・・・

書いているうちにすこし頭が整理できましたが、ちょっとまとめておく必要がありそうです。

 

いま取っている栗田工業の特許対訳については、出ている中国語訳が間違っている?こともあって、このまま用語集につっこむことはやめとこうと思います。

たとえば、

★日本語:ブロマミン

→中国語:溴铵(はアンモニウム、NH4+)と訳されているのですが、

正しくは・・・

ブロマミンはbromo-amineなので 溴胺(胺はアミン、NH3)です。

また、

★日本語:2,2-ジブロモ-3-ニトリロプロピオンアミド(DBNPA)

※殺菌、殺生物剤として用いられる

→中国語:2,2- 二溴 -3- 氰基丙酰胺

と訳されています。

※氰基(=シアノ基、ニトリル基)ニトリルが持つ、−C≡N と表される 1価の官能基はシアノ基、またはニトリル基と呼ばれる。

 

DBNPAには日本語、中国語ともに多数の別名があり、他の特許では

 

→中国語:2,2-二溴-3-次氮基丙酰胺

と訳されています。

※次氮基 =nitrilo

調べると、この「2,2-二溴-3-次氮基丙酰胺」の方が、よく使われているようですので、こちらを使用した方がよいのかな・・・?と思ったりします。

 

ちょっと頭が混乱してきてしまうので、この対訳での化合物は一旦飛ばして、あと数件対訳とったら中国語の化合物命名法を一通りやる必要があるようです。

有機化学美術館のHPにのっているので、まずはこれをざっと見て、中国の有机化合物命名原则も見てみようと思っています。