「至少」:少なくともについて

現在、「中国語特許明細書を読む。書く。」という参考書を見ながら、文法の確認と、中国語の特許表現など、基本的なことを勉強中。

 

かなり分厚い本ではありますが、、、、

基本的に、文法部分は基礎的語学力があれば大丈夫なので、かなりさっと確認程度に見ています。

ですが、ある表現で、止まりました・・・・・何かと言うと・・・

「至少」

 

至少が修飾する対象について、の表現 P154

至少在从控制A切换到控制B时使电流流过。

①少なくとも<制御Aから制御Bに切り替える際>に電流を流す。

解釈:制御Cから制御Dに切り換える際も電流を流してよい。(制御A→制御B切り替えの際の電流は必ず含む)

②少なくとも<制御A>から制御Bに切り替える際に電流を流す。

解釈:制御Cから制御Bに切り換える際も電流を流してよい。(制御Aは必ず含む)

③制御Aから少なくとも<制御B>に切り替える際に電流を流す。

解釈:制御Aから制御Cに切り換える際も電流を流してよい。(制御Bは必ず含む)

上記3つの意味があり、どれかは内容で判断する。

だんだん頭がこんがらがってきました・・・

ここで特許表現である「少なくとも」を調べてみました。

 

★クレーム表現例:「少なくともタッチパネルを含む入力手段」

タッチパネルは必ず含むが、ジョイスティック、キーボードなどであってもよい入力手段である。あまり具体的に記載すると特許権の範囲を限定してしまうために、「少なくとも」で特許の範囲をすこし曖昧にするようです。

入力手段(確定)+タッチパネル(必ず含む)+○○+○○・・・・ というイメージでしょうか

 

クレーム表現例:「タッチパネルなど入力手段」

表現としては可能だが、タッチパネルを例として挙げているだけであり、これを必ず含むという意味ではなくなります。

 

★ある弁理士さんのブログより・・・

「A又はBの少なくともいずれか」(Aでもよい、Bでもよい、両方ABでもよい)

感覚的に「又は」だと、AかBのいずれか一方のイメージが強く感じて両方の含まれないのか?ということになってしまう。

 

「A及びBの少なくともいずれか」

・・・日本語として少し違和感がある。

 

「AとBの少なくともいずれか」

・・・違和感がない。

 

 

いままで、基本的文法表現として見てきた「至少」でしたが、特許における「至少」はやや奥がありそうで、慎重に見ていかなければならないと思いました。

その表現一つで特許権に含まれるか含まれないか、が決まるのでその表現、意味をよく考えることが重要になってくるのでしょうか。